Amazon様のサーチ欄から世の中の真実を検索するという、もはやどうみてもただごとではないこのコーナー。今回は昭和史に残る一大事件にメスを入れてみることにしました。
サーチ :三億円事件の犯人
画面右手の商品欄でおなじみ、みなさんご存知のアレです。40年が過ぎたとはいえいまだ風化せざる謎に包まれた、巨額の現金強奪事件。あの白バイ姿の犯人は何者だったのか!? Amazon様の検索結果に絶大なる信頼をおくこのコーナーですから、この検索ワードから真犯人が浮かび上がると信じて疑いません。さあ今こそ昭和の大事件の真実が明らかになるのです。Amazon様の名にかけて!
そ、そんな!
Amazon様に突き付けられたこの回答。検索ボタンを押したこの私こそが犯人という誰もが予測しなかった驚きの結果に。意外な展開です。新本格ミステリです。叙述トリックです。
そのとき、もうひとつの検索結果が目にとまりました。
ば、ばかな! 前言をひるがえし、自らを真犯人と認めたAmazon様。この相反する証言は何を意味するのでしょうか? またしても意外な展開です。謎が謎を呼びます。このミステリーがすごいです。
さながらデビッド・フィンチャー監督作品のような歯切れの悪い苦い結末を迎えた今回の事件。やはり昭和史の謎は謎のまま──そういうことなのでしょうか。あ、映画といえば検索結果には普通に映画のアレも出てきていましたが、まあそりゃ出ますよね。
(2008.01.11)