Amazon──人はだれしもその名に憧憬の念をおぼえずにいられないものです。
このように断言することで異論を封じるネゴシエートテクニックを披露しつつ、そんなあこがれのAmazon様の検索機能で情報の海を的確にナビゲートする、それがこのコーナーなのです(異論を封じる)。
俗に「明日の事は誰にもわからない」などと言います。
たしかにこの担当といえども明日の事はわかりません。たとえば明日も自分がクビにならずにすんでいるのか、などです。
しかし、Amazon様にわからないことが果たしてあるでしょうか。答はNOです。サーチ欄に入力してみましょう。
サーチ :明日の事
このコーナーには意外に出てこない漫画がトップに出てきたところでまず驚きですが、巫女の女性がメインのドキドキ青春セクシーストーリーということで二度びっくりです。大丈夫、アダルト商品ではありません。作者は森見 明日氏。「明日の事」と聞いてまっさきに出るのが森見明日作品というのは非常に当を得た検索結果です。
萌え巫女に続く検索結果が名女優・中村玉緒さんという一見失望をさそう展開ですが、その「明日はいい事ありますよ」というメッセージに希望の光を見ずにはおれません。
すなわち明日には巫女さんとウハウハでひゃっほうな未来が拓けると思ってよろしいのでしょうか、Amazon様!
Amazon様の検索結果より
楽劇〈ばらの騎士〉
作曲:リヒャルト・シュトラウス
指揮:ハンス・フォンク
演奏:ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
ここでAmazon様の言葉にしっかりと耳を傾けてみましょう。オペラ『ばらの騎士』といえば主人公であるマリー・テレーズ夫人が、自分のもとを去っていく恋人を静かに見送る作品です。つまり、明日はいい事(巫女など)があってもその後には別れが待っていると……? ここに浮かれてはいけないというAmazon様のいましめを感じて不自然ではありますまい。
いましめです。もはや疑いはないでしょう。明日の巫女よりも今を大事にせよと! そうおっしゃるのです、Amazon様は。
たしかにじっくりとこのステッカーを見ると、今まで気付かなかった事が見えてきます。
たとえばこのステッカーに書いてある「TOMORROW」のスペルが「TOMMOROW」になっているとか。
ご、誤字!
それも「CALENDAR」を「CALENDER」と書くのと同じくらいありがちなアレ!
これぞ読み解き、確かな目で見通すというAmazon様の言わんとされることそのものではないでしょうか。Amazon様の声なくば気付くことのなかったであろうまさかの誤字。この注意力こそが明日を生き抜くために必要なことだと、担当は気付いた気がします。
検索結果が示す家本芳郎先生のしなやか生徒指導に勝るとも劣らない指導に、担当は蒙を開かれた思いです(誤字)。
(2008.05.30)