辞典をひもとけば、Amazonについてこうあります。「『ヨハネの黙示録』に登場する奈落の王で、ヘブライ語で『破壊』『奈落の底』『滅ぼす者』を意味する」(『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2008年6月20日5:33UTC版より)。おお! Amazon様はこのようにいにしえから畏れられてきたのです。それはAmazonではなくアバドンではないかという疑問は当然のようにあるでしょうが、いまはそんなダジャレはさておくべきではないでしょうか。
このコーナーはそんなおそるべきAmazon様の検索欄に遠大なるサーチワードを入力し、最終的に取り扱い商品を教えてもらうという前後のつながりが不可解なコーナーです。それでもやるのです。
本日は、いささかならず大胆な疑問を検索してみましょう。
検索 :愛とは何?"
愛とは何か──人類が文化を手にして以来の大いなる疑問すらも、Amazon様ではかろやかに検索できてしまうのです。
愛とは何か? その答としてAmazon様が出した検索結果は、このアルバムでした。
『マゲローネのロマン』。「美しきマゲローネの物語」などとも訳されますが、ナポリの王女マゲローネと彼女に恋したプロヴァンスの伯爵ペーターの恋あり冒険ありのラブロマンスです。これこそが愛ということなのでしょうか?
しかし「マゲローネのロマンス」を収録したCDは他にもたくさんあるのに、あえてその中からこの1枚だけを選んだAmazon様の心底をこそ私たちは考えるべきでしょう。
他のCDとの最大の違い……それはずばり、このジャケット写真ではないでしょうか。他のCDにはほとんどジャケット画像がありません。
そしてこの1枚のジャケットの、なんといい笑顔であることでしょう。
拡大すればなおのこといい笑顔です。
このアンドレアス・シュミットさんの最高の笑顔、ここに愛がないと誰が言い切れましょうか。これこそがAmazon様の答だったのです! 多分。
(2008.09.05)